公益社団法人 兵庫工業会

会長挨拶

会長 大西 功一(株式会社神戸製鋼所)

  • 株式会社神戸製鋼所 会長 大西 功一
  • 兵庫工業会は昭和60年7月に地域産業の振興と地域社会の発展ならびに産業技術に関する人材の育成・指導などを目的に設立され、平成27年には30年目を迎えました。

    また昨年、5つの委員会を4つに統合し、組織のスリム化効率化をはかるとともに、各委員会に新メンバーが増えて新体制となり、新たな気持ちで諸活動を展開していただきました。会員企業の皆様のご努力に敬意を払うとともに、兵庫県、神戸市の関係部局、兵庫県立大学など学術関係諸団体などから頂戴したご支援、 ご協力に改めて御礼申し上げます。

    兵庫県下の製造業を取り巻く環境は、中国経済の成長率鈍化、英国のEU離脱、米国トランプ新大統領就任、頻発するテロや内戦と増加する難民移民、OPECの石油減産合意、石炭価格の急上昇等々の外的要因が大きく影響し、政府、日銀、各自治体の様々な景気刺激策で何とか持ちこたえているものの好況感はなく、米国のTPPからの離脱や欧州での保護主義勢力の拡大など、先行き不安がやや勝っている、といった状況だと認識しています。一方、全国47都道府県すべてで有効求人倍率が1.0を超え(多くはサービス産業からの求人でしょうが)、少子高齢化という背景もあり、会員企業の多くが人材確保にご苦労されています。 このような状況下で、工業会として「会員企業により良いサービス」を提供すべく、従前の「ともに拓く兵庫工業会」の基本方針の元に、最大の使命である人材育成のための各種研修、セミナー、研究会のより一層の充実や、会員相互の情報交換、交流に注力していくことに変わりありません。加えて以下の点を更に強化した来年度(平成29年度)の事業を進めてまいります。

    • 会員企業と大学生、高専生との交流会の拡充、体験学習会の新設を通じて、企業に若手人材確保の機会を提供します。
    • 海外進出・事情調査、海外現地展示会への参画支援、外国人採用の支援を行政各機関と連携し実施します。
    • 各地域での情報交換会を開催し、工業会活動の積極な利用を教宣します。
    • ホームページを改良し、各種補助金制度など会員の皆様の関心の高い情報の発信力を向上させます。

    具体的取組については、会員企業や行政、大学からの意見、要望を十分反映させ、各委員会等での積極的な議論をお願いいたします。
    先行きへの不安はいつの時代にもありますが、目先に一喜一憂することなく、製造業の原点である「いいものを、より安く、より早く」つくれる力をつけることが重要です。そのためのお役に立つ工業会を目指して努力を続ける所存です。